ブログ 📚子猫のひとりごと ぼくのお腹に住んでた虫さん「コクシジウム」📚
動物と人に優しく

📚子猫のひとりごと ぼくのお腹に住んでた虫さん「コクシジウム」📚

2021年7月31日

これはとある獣医師のもとに迎えられた保護猫のおはなしです。
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ぼくはちゃむ。
ちゃしろのこねこ。
すくすく成長中。

お天道様の下でぽかぽかしてたのもつかの間、
いつの間にか兄弟といっしょに「にんげん」とくらしてた。

新しいおうちに来てからは、兄弟とご飯を取り合うひつようも無い (注:保護活動なさっているお宅からお迎えしました)
おもちゃもぜんぶ、ぼくのもの。
ここはぼくの王国なのだ。

…そうおもっていたのに。

なんだか最近お腹がいたい。
うんちがゆるくなってきた。
大好きだったごはんも食べたくない。
あばらが浮いて、やせてきた。

なんでだろう?

飼い主がいつも通っている、動物病院というところにつれてこられた。
そして、なんだかドロドロとしたお薬を飲ませられた。
お薬はおいしくなかったけど、
それから日を追う毎にお腹が楽になってきた!

ぼくのお腹には「コクシジウム」っていう虫がいたんだって。
コクシジウムは腸の細胞に入り込んで増殖するんだ。
だからお腹が荒れて、うんちがゆるくなったわけだ。

コクシジウムはトイレやケージにくっついて、
何度も僕たちに感染するんだって。
しかも消毒剤が効かなくて、熱湯やスチームしか効かないんだって。
飼い主は毎晩トイレとおもちゃを熱湯に沈めて、ケージを拭いて、ぼくの足とおしりを洗ってる。
ご苦労さんなのだ。

あれからしばらくたって、ぼくのお腹から虫さんはいなくなった。
うんちは固まったし、
ごはんがおいしい!おやつもおいしい!
もぐもぐたべるよ!すくすく育つよ!

あれ。お腹にぷにぷにが溜まってきたよ?

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いかがだったでしょうか。笑
我が家の愛猫ちゃむのお話でした。

保護猫ちゃんはとっても可愛い反面、様々な感染症を持っている恐れがあります。特に子猫は抵抗力が弱いため、種々の症状が強く出る傾向があります。

ご家庭に猫ちゃんを迎えられる際には、ぜひ一度、動物病院にご相談くださいね。

獣医師   佐藤

動物とひとにやさしく 山口獣医科病院

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